認定行動療法士レポート修正その3

相変わらず、毎晩泣きながら修正を続けている

今受けているコメントは、問題行動の随伴性を私的現象の変化から考えているが、公的現象の変化がないと言い切れないという点

応用行動分析では問題行動の機能を予想するときに、まずは公的現象(人との接触や物理的環境の変化)を検討し、それによって行動の予測ができない場合に私的現象(感情や感覚の変化)を検討するのがセオリーらしい

この二つがあることは知ってたけど、検討する順序については意識してなかった

そしてこの仮説として持った随伴性を操作的に検討することが機能分析

機能分析には3段階ある

1つ目は間接的なアセスメント

例えばクライエントや保護者の話から問題行動の前後の出来事を予想し、そこから機能的関係を予測する

おそらく認知行動療法をほとんど知らない人はこの段階で機能分析が終わり、思いつく限りの介入を繰り出していくことになる

データをとっていたらまだいいけど、それがないとなるとちょっともう修正出来なくなる

2つめは記述的なアセスメント

カウンセラーが直接問題行動の起きてる場面を観察し、前後の現象を記述したり、回数を数えてみたりする

ここまでやってるなら認知行動療法の事例発表とかに耐えうるケースになると思う

3つ目は実験的なアセスメント

間接的、直接的なアセスメントを基に問題行動と前後の事象の機能的関係に仮説を立て、操作を加えることで実際に行動が変化するかを検討する

例えばよくある例でいうと、学校で子どもが癇癪を起こすという問題があるとする

そこに、癇癪の後先生が心配して声掛けをする、といった現象が見られて、癇癪は注目の機能をもつ正の強化によって維持されている、と仮説を立てる

この仮説が正しいかどうか機能的関係を見るには、癇癪の後に注目を外してみて、癇癪の頻度が下がったり、消去バーストといった一時的な増加が起きるかを検討する

ベースライン測定とかABABデザインとかになるとこの手続きを踏んでいると言えるが、倫理的にのんびりデータをとっていられないこともある

そして難しいのは、行動の機能や随伴性は複数存在する時もあること

そして実験的に検討してもはっきりしないものもある

例えばマロット本におもしろい議論があった


行動分析学入門

Q 暑い日にエアコンをつけるのは正の強化か負の強化か?

エアコンをつける→涼しさあり(正の強化)

暑さあり→エアコンをつける→暑さなし(負の強化)

これは前後の事象を操作しても区別できない

ABA的な枠組みを知らない人は単に認知の問題だろうと思うだろうけど、マロット本ではこれを見分ける方法は確立操作だと書かれていた

正の強化であれば、より涼しさを得るために部屋を暑くしておくと言った操作を自分で行うこともあると予想される

暑い日は、あえて暑いお風呂に入ってからビールを飲むとうまい、みたいなこと

負の強化であれば自分から暑さをあげるようなことはしないと予想される

水分が足りなくて今にも干からびそうなのに、あえて水を飲む前にサウナに入るような人はいない

なるほどーと思うけど、これで全てきれいに区別できるのかは疑問

マロット本は専門家にも大人気の応用行動分析のバイブル的な本なのでおすすめ

あとは行動変容法入門もよい


行動変容法入門

ABAの重要なタームは具体例を基にほとんど網羅されてる

レポート書きもあって最近自分の細かい行動を考えてる

ところで思うんだけど、女性と話している時に言われる「おごってください」って言語行動の機能はなんなんだろうか

今日他職種の子と話していて、最近行ったお店の料理の写真を見せて、おいしかったーとか言ってたら「おごってください」と言われたのでしばらく考えていた

強化子なのか、弱化子なのか

強化子なら会話を続ける機能、弱化子なら会話を終わらせる機能

一緒に行きましょーなのか、誘わないでください、なのか

誘ってください、なのか、おごってくれないなら行きません、なのか

結局、随伴性というものはその場のやり取りから推測するものでなくて、これまでの経験の中で、相手はその言葉を発して、そこからどんなコミュニケーションを生み出してきたのかをみないとわからないので、考えてもしょうがない

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