パーソンセンタードセラピーの4つの学派

段ボールに眠ってた膨大な論文たちを最近処分したのだけど、興味深いものは切り取って保管していった

主に認知行動療法とパーソンセンタードセラピーの論文

わたしはパーソンセンタードセラピーについてはほとんど素人だけど、結構関心があって、ブログにも何度か書いたことがある

パーソンセンタードというか、ロジャーズの面接に関心があるというのが正しいかもしれない

というかロジャーズ以外の人を知らない…

論文たちを処分していると、関西大学の中田行重さんという人が心理臨床学研究に論文を何本も書いていたので、とりあえず全部読んでみた

展望論文が結構面白くて、他にも手に入るものがないかと探していたら、関西大学の紀要に毎年投稿されているのを見つけた

年齢的には結構大御所の先生になるのかな

紀要たくさん出されているので、古いものから順に読んでいこうと思っている

昨日は、「古典的クライエントセンタードセラピーの考える共感的理解(2013)」を読んだので書いてみる

パーソンセンタードアプローチにはいくつかの学派があるが、大きなものは4つ

古典的クライエントセンタードセラピー(classical client centered therapy CCCT)
フォーカシング指向心理療法(focusing oriented therapy FOT)
体験的パーソンセンタードセラピー(experiential person centered therapy EPCT)
実存的アプローチ(experiential approaches to therapy)

ロジャーズ原理主義がCCCTで、体験的パーソンセンタードセラピーってのはエモーションフォーカスドセラピーとか、ゲシュタルトセラピーとかになるのかな?

あとはAEDPとか?

AEDPは最近流行ってきてるみたいだけど、前に見たビデオでは、力動的心理療法の理論を用いながら技法的にはフォーカシングっぽかった印象がある

実存的アプローチについてはわたし全く知らない

現代では学派がわかれて、ロジャーズの原則を守る人たちと、一部を守り一部を更新している人たちの間に議論が起きているようだ

例えば、「自己一致」として、セラピストが感じたことをクライエントに伝えるという主張に関して、CCCTの立場は批判している

CCCTではセラピーの「非指示性」が最も中心的な原則で、FOTやEPCTに対して、Clの体験をThが操作しているという批判をしている

クライエントセンタードというとカウンセリングの基本のような位置づけをされやすいけど、ロジャーズは共感を前提条件でなく治療の中心的役割としていた

そして共感は、応答の仕方でなくattitudeである

非指示的療法(non directive)を主張した最初の理論には共感という言葉は入っていなかった

感情の反映(reflection)などの応答技法が注目されるようになったが、共感的態度を示す特定の行動パターンなどない

共感とはテクニックではなく、「他の人を体験する」という意味である

特にreflectionを発表してか応答に注目が集まりすぎたのがあって、共感的応答(empathic responses)から、共感から起こってくる反応(empathic reaction)へと概念を変えていった

以上

最近買おうかと思ってる本がある


パーソンセンタード・アプローチの最前線―PCA諸派のめざすもの

パーソンセンタードセラピーの4学派についてまとめてあるのではないかと期待してる

パーソンセンタードは内的な概念が多すぎて、読んでいても弁別することができないので、定期的に読んでいかないとと思う

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