保険適用でカウンセリングを受けると料金はいくらになるか?
保険適用だとカウンセリングが安く受けられると聞いたことがありませんか?
保険適用といった場合、精神科/心療内科などの医療機関でのカウンセリングを指すようです
今回は、医療機関で保険適用でカウンセリングを受けると実際どのくらいの費用になるのか見てみたいと思います
Table of Contents
保険適用のカウンセリングとは
精神科/心療内科でのカウンセリングは大きく3つに分かれます
- 医師が保険適用で診察(カウンセリング)を行う
- 医師が保険適用で診察を行い、心理士が無料でカウンセリングを行う
- 医師または心理士が保険適用外(有料)でカウンセリングを行う
1と2を指して保険適用のカウンセリングと言います。ほとんどの医療機関では2が行われていますが、最近は3の有料でカウンセリングを行うところも増えてきているようです。
保険適用でのカウンセリングといった場合、心理士のカウンセリング自体のことではなく、医師の診察が保険適用の料金という意味を指します。
保険適用の診察にも何種類かあり、3割負担だと以下の料金が目安になります
- 診察料 初診 846円、再診 216円
- 通院精神療法 30分未満 870から945円、30分以上 1170から1230円、60分以上 1650から1800円
- 心身医学療法 初診 240円、再診 330円
- 認知行動療法 30分以上 1440円
- 精神分析療法 45分以上 1140円
診察時間・加算規定など考慮して、最も適した組み合わせで計算されます。例えば、
- 初診+通院精神療法(30分以上) 2046円
- 再診+通院精神療法(30分未満) 1206円
などです
保険適用のカウンセリングの注意点
保険適用の料金の安さは魅力的ですが、注意点もあります
十分な時間が確保されない
診察というのは、その日の状態から必要な時間を掛けるものです。30分未満、と書いてある場合は30分まで話が出来るわけではなく、実際は5分程度で終わることが多いようです。先生にゆっくり話を聞いてほしいと思っていても、初診30分、再診が5分程度で終わることが実際です。診察と別に心理士がカウンセリングを担当する時は十分に時間が確保されると思います
時間通りに始まらない
医療機関はどこも忙しく、予約の時間通りに始まらないことが多いです。わたしが病院にいた時に数えたところ、カウンセリングが時間通りに始まったのは全体の43%でした。別に予約料を取っていたり、有料のカウンセリングであれば時間通りに始まると思います。
専門的な療法は受けられないところが多い
認知行動療法、精神分析療法などは、特定の施設基準・資格基準をクリアした医療機関でのみ算定でき、実際のところ、受けられる医療機関はほとんどありません。医師が一人の患者さんに30分や45分時間をかけることも現実的に難しいようです
そのため2の医師が保険適用の診察を行い、心理士が無料でカウンセリングを行う、という形をとるところが多いようです。この場合、30分、長いと50分時間を取ってもらいカウンセリングが受けられるようです
追加料金がかかる
カウンセリングのみが希望であってもそれだけで終わることは少なく、特に初回は心理検査や身体検査などで以下のような料金がかかります
- 心理検査 240から1350円(×検査数)
- 血液検査、脳波 2000から3000円
- 薬代 2000から5000円(種類と量による)
- その他 処方箋料、指導料、診断書、予約料、20歳未満加算などなど
医療機関は精神疾患の治療を行う場所です。保険診療のカウンセリングとは、精神疾患の治療としてカウンセリングが必要な人に行われるものです。何の精神疾患にも当てはまらない場合、保険適用のカウンセリングは受けられません
医療機関以外で無料か低料金でカウンセリングを受けられるところをお探しでしたら以下の記事もご参照ください
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