ハローワークの説明会に行ってきた
ハローワークで失業の申請をすると、1週間待機期間があって、その後説明会に行くことになる
それで行ってきたのだけど、勝手に20人くらいだと思っていたら、300人くらいいた(・_・;)
みんな大変だ
そういえばスペインは失業率50%とかいってたけど、どんな国なのか想像できない
説明会の日に雇用保険受給者資格証というモノが配られて、失業手当になる基本手当日額というものが決定されてる
これは前職の賃金から算出されて、離職時の80~50%の範囲で、年齢別に上限が決められている
みんないくらくらいなんだろうと隣の人をちらっと見てみたら、隣の人は離職時の賃金が12000円くらいだった
わたしの倍近くある
これはボーナスは含まれていないので、毎月の給料を30日で割ったものになる(細かく言うと6か月分を180日で割ったもの)
なので、隣の人はボーナスが4か月あるとしたら、12000円×30日×16か月くらいで、576万円くらいもらっていたと思われる
結構もらってるんだなーとか思って基本手当日額をちらっと見たら、6000円になってた
Σ(・□・;)
なので、18万円くらいが失業手当として支給される
会社で長いことお偉いさんをしていても、失業したら月給18万円になるのかーと思うとなかなか衝撃だった
高給取りはごっそり減らされるけど、普通の人はそうでもなくて、わたしくらいでも日額5000円くらいは支給される
説明会は2時間くらいで説明を聞いたりビデオを見たり
有効求人倍率は1.5とか今いいみたいで、失業者の50%は1か月以内に就職が決まってるらしい
職種別では事務職は0.4で、事務仕事は人気で仕事がないみたい
でもなんでみんな事務に応募するんだろうか
たぶんだけど、高卒や大卒の人はなんとなく事務に応募する傾向があるのではないかなと思う
医療とか福祉みたいな専門職に応募する資格や経験もないし、警備とか建設とかブルーカラーの仕事に応募しようともならないのではないかな
失業手当を受給するには、認定日までに求職活動をすることのみが条件
求職活動ってのはいろいろあるけど、ハローワークに出向いてパソコンをしたり、セミナーに参加したり
今日の説明会も求職活動にカウントされるので、次の認定日までの要件はすでに満たしたことになる
自己都合退職の場合次の認定日は3か月後で、それまでに2回求職活動をすると失業手当の受給要件を満たす
こんなに緩々なんだと驚いてしまう
ちなみにリストラとかすぐに手当てが支給される人は毎月認定日があって、毎月2回求職活動をしないといけない
前々から気になっている再就職手当について詳しい説明資料をもらったので書いてみる
自営業に関しては、「自営の意思決定をした日」から失業者とはみなされなくなる
それは「失業状態」の定義が、「積極的に就職しようという意志があり、いつでも就職できる能力があり、積極的に仕事を探しているにもかかわらず職業についてないこと」となっているからだと思う
なので、失業の手続きを申請する時に既に自営業を始めようという意志が固まっている場合は失業状態と認定されないということになる
自営業を始める時は、「自営の意思決定→準備開始→自営開始」、という順序が想定されている
なのでこの順序には非可逆性があり、部屋を借りたり仕入れをしたりといった準備を開始したり、実際に営業を始めたりすると、それよりも前に自営の意思決定をしていたものとみなされる
もともと就職活動を支援するのが失業手当の目的なので、以前は自営業には再就職手当はでなかったみたいだけど、国も起業を促進する方向になってきて、自営業でも手当が受けれるようになったらしい
再就職手当っていうのは、頑張って就職活動をして、早期に仕事を始めたご褒美みたいな位置づけだ
最近は就業促進定着手当みたいな、就職しても前の所得より少なかったらさらに手当を出すとか、就職支援というよりも生活支援になってきてるように思う
再就職手当を受給するには、待期期間が終わって1か月たって初めて、自営業への関心がむくむくとわかないといけないと思っていた
今回もらった資料では、「この日以降は他の仕事は探さずに、自営業に専念すると決めた日」が自営の意思決定日だと書かれていた
言い換えると、自営の意志をもっていてはいけないのではなく、一般就職の意志がなくなってはいけない、ということになる
なので、自営への関心を全く持ってはいけないわけではなくて、自営を夢見たり調べたりしながら就職もチェックしているような状態であればいいみたいだ
求職してたのに1か月後突然自営業を始めるなんて想定がおかしいと思ってたので、ようやく理解できてよかった