kindle unlimitedにやられている
時間があれば本を読むようになりもう何冊読んだかわからない
ブログを始めた効果もあって、しばらく読まなかったカウンセリングの本も読むようになった
最近は家族療法と来談者中心療法
私は極端に関心が狭い人間なので、色々なこと勉強したいとか、何でもできるようになりたいという欲がない
認知行動療法には関心があるけど、最も好きなのがベックの認知療法で、第3世代とかマインドフルネスとかにはどうも関心が持てない
この何年かは認知行動療法以外の本は読んでなかったけど、kindleを使い始めてから家族療法と来談者中心療法を読み始めた
子どもの問題なんかでは家族の協力が超重要だと思っているので家族面接はするのだけど、家族療法というものを勉強した経験はほとんど0だった
しかし家族療法にも流派がたくさんあるみたいで勉強も大変そう
ワークショップとかに先にいってから始めるのもいいかな
家族療法家のしゃべりすぎる感じにはすでに違和感を感じまくっているけれど笑
来談者中心療法は、フォーカシングじゃなくてクライアントセンタードで、ジェンドリンじゃなくてロジャーズ
フォーカシングはマインドフルネスとの類似もあって少し脚光を浴びているけれど、来談者中心療法の人気って今どうなのかな
来談者中心療法を読み始めたのは、普段カウンセリングをやっていて、自己受容とか、自分に起きたことを受け入れるということの効果を強く感じているというのがある
何かの本で西川公平先生が「認知行動療法をやるということは伝家の宝刀を抜くということだ」というようなことを言っていた
職場とか家族とかのクライアントを取り巻く環境の調整とか、薬物療法とかが適切になされて、それでも患者が良くならない時に認知行動療法がおこなわれるのであって、全てのケースになんでもかんでも適応するわけではないという話だった気がする
私も普段臨床をやりながら地道に症状のアウトカムをとっているけれど、1回目から2回目のセッションにかけて大きな改善が見られて、多くのケースは数セッションで症状が落ち着いていく
それが認知行動療法の効果かというとそんなことはなくて、思い通りに出来ない自分とか、自分に認めがたい出来事が起きたという事実を受容するということの効果なのではと思っている
じゃあそれが何によって促されるかというとカウンセラーとの会話によってなされている気がしている
そんなこともあって認知行動療法を使うまでもなく進められるならそれがいいと来談者中心療法の勉強をやっている
でも来談者中心療法のみでカウンセリングを進めるとなるとそれは大変だと思う
精神分析はセッションの頻度を複数回にするし、認知行動療法はホームワークを出す
低頻度で、セッション内だけの出来事を頼りに改善を目指すのは大変なことだろう
認知行動療法はツールやら何やらを使って注意をそらせるし、精神分析は寝椅子を使うことで対面の緊張感を感じなくていい設定になっている
一日何時間も患者と向き合って話すのには耐えられないとフロイトが言ったそうだ
終始対面で、指示をすることも解決に向かうこともなく相手を理解しようとし続け、誠実さや人間性も必要とされる、来談者中心療法は大変な心理療法だと思う
独立したらどんなカウンセリングをしようか
早く良くなるに越したことはないと思うのでそれは変わらないと思うけど、セッション≒収入になるので、早く終結するだけ儲からなくなる
この辺はブリーフセラピーの森敏夫とかも言っていた
改善しないので回数がかかるのは問題だけど、良くなった後も通いたいと言われたらそれもありかなと思っている
有料なので面接に中身がなくなってきたら多くのクライエントが自分から終結を申し出るのではないかな
特別何をするでもないその時間にクライエントがお金を払うだけの価値を感じるのならそれもいいかなと思う
本を読みだすとインプットばかりになってアウトプットが厳かになってきたので今日は長めのブログを書いた