子どもの応用行動分析で有名な奥田健次という人がいるのですが、今度の講演会がyoutubeで無料で見れます
今回は一般向けで、申込みをしたら誰でもみれるみたいです
ライブ配信なので当日限りですが、2/28(日)15-17時、テーマは不登校です
奥田先生わたしも好きな専門家で、数えたら本も8冊持ってました
最近、ちょうど不登校について記事を書いていた所なのですが、実は不登校に対して学校や専門家はあまり役に立ててないのです
いくつかデータをあげると、
- 小中学校の児童生徒の人数は、平成3年の1434万5743人から、平成30年には973万373人に減少しています
- 一方で不登校の人数は、平成3年の6万6817人から、平成30年には16万4528人に増加しています
- 学内外の専門家からの指導・相談の結果、再登校出来るようになった児童生徒は、小学校で26.8%、中学校で26.4%です
- 前年度から不登校が継続している児童生徒は、小学校で42.6%、中学校では54.3%です
なかなか衝撃的な数字です
なぜ不登校は減らないのか?という理由も様々あると思うのですが、その一つは、「相談に乗る専門家の方が再登校を目指さないから」というのがあるように思います
カウンセリングでの解決というのは一つではないのですが、カウンセラーはそのどこかに向かう過程をサポートしています
例えば、「悩まなくなる」という解決がありますが、それは不登校でいうと「学校に行けないことを悩まなくなった」「子どもが学校に行ってないことが気にならなくなった」という方向です。
それは気持ちは楽になるのですが、とりあえず近い将来は不登校のままです
もう一つは「出来るようになる」という解決です
それは「学校に行くようになった」という結果です。
奥田先生は再登校を目指す方の専門家ですので、子どもに学校に行って欲しいと願っている親御さんは勉強になると思いますよ