不登校は一般的にどのくらい改善しているのか調べてみました

不登校について書こうと思い探していたら、興味深い資料を見つけたのでまとめました

「平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」という資料で、ネットで検索すると読めます

不登校に限らずどんな悩み事もそうなのですが、予後について考える時は、ある程度楽観的でありながら、ある程度は現実的である必要があります

現実的な話というのは一つ挙げるならお金の話です

例えば高卒の生涯年収の平均と、大卒の生涯年収の平均には4000万円の差があります
定年する頃には、平均すると300万円の差になるそうです

さらに高校も出ていない、中学も卒業していない、小学校も卒業していないとなると、なかなか厳しい将来を歩む確率が高いです

「個人で稼ぐ時代」「学校なんか行かなくてもいい」、という人もいますし、実際にそうなれた人がスポットを浴びている姿を目にすることもあります

しかし、まじめに毎日学校へ行っていた人でさえ、個人でお金を稼いで生きていくことが出来る人は少数です

例えばわたしは個人でカウンセリングをしてお金を得ていますが、母校の上下5年くらいの学年の人たち、ざっと500人くらいいるカウンセラーの知り合いで、福岡でカウンセラーとして個人でお金を稼げている人はいません

もっと上の先輩まで見てもほぼゼロと思います
大学院にまでまじめにいった人たちでもそのくらいです


次に楽観的に考えると、小、中、高と不登校でもそこから大学へ行く子もいますし、うまいこと就職できる人もいます。人生には色々なルート、色々な生き方があります。アルバイトでも生きていけますし、youtubeでお金が稼げる可能性だってあります

わたしですらまっすぐに生きてきたわけではないです。小中は公立学校へ行き、普通高校へ行き、卒業後は自動車整備の職業訓練に通い、10ヵ月でやめ、1年家にこもって浪人をし、大学へ行き、大学院へ行き、途中1年休学し(休学というか不登校)、やっぱり学校へ戻り、大学院を卒業し、臨床心理士になり、病院に就職し、働き、退職し、今は個人経営でカウンセリングルームをしています

こうして振り返ると、心配した親がカウンセリングに連れて行ってもおかしくない時期というのもあったように思いますが、今はまあまあお金に困ることもなく生きていけてます

でもそれは結果的にそうなったのであって、カウンセリングはそんなに長い期間を見通して行えるものでもないです

楽をしたらどこかで苦労するし、苦労したらどこかで楽を出来ると言うのが世の中の原則のように思います

ということで不登校についてまとめましたので関心のある方はお読みください

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