与那国島の花酒の歴史

久しぶりに趣味の話をしようと思う

沖縄が好きな人って多いと思うのだけど、わたしも沖縄が好きでこれまで4,5回行ってます
たまに沖縄熱があがる時期があって、その時期は沖縄の事調べたり人に話したりをずっとしています
そんなことがあるからか大学院の時「沖縄から来た人」とか「沖縄に住んでたらしい」とか噂になってたらしいです

GOTOキャンペーンで沖縄に行こうかと考えていたのだけど、沖縄に行くには時期的に微妙なのと、キャンペーン自体もどうなるんでしょうかね?

昨年最南端の波照間島に行ってきたのだけど、その時に行こうか迷ったのが与那国島です
八重山は1度行ったことがあって、有名な島はその時に回ったのだけど、与那国島はかなり離れてるので行ったことがないのです

今日はそんな与那国島の話


少し前に近くのやきとりやに入って琉球泡盛どなんを飲みました
飲みましたというか、店主と仲よくなってサービスしていただいた

泡盛の同数が強いのは皆さん知ってると思うけれど、どなんというお酒はなんと60度もある泡盛だ

それが甘くておいしくて、最近思い出して調べていたら興味深いことがわかってきた

まず、泡盛と思っていたのだけれど、泡盛じゃないらしい

正確には「花酒」という

花酒というお酒は沖縄の与那国島だけで製造されていて、日本の法律では45度以上のお酒を造っていいのは与那国島の3つの酒造だけらしい

これだけでもうおもしろいな

その3つの酒造というのが、

アマゾンでも比較的安価に購入できる「与那国」
インターネットにもあまり出回っていない、知る人ぞ知る「舞富名」
最も有名で最も人気があり、そして簡単には手に入らない「どなん」

そして調べていると花酒の文化がまた興味深い

 与那国島では亡くなった人は火葬せず埋葬します。その際に、花酒を2本、一緒に墓の中に入れます。7年経ち遺骨を取り出し、1本の花酒で遺骨を清め、火を付け燃やし、遺灰にして再び墓の中に入れます。残りの1本は集まった人たちで故人を偲びながら飲んだり、故人が7年間大事に育てた薬として体に塗り、悪い部分を故人に治してもらいます

なるほど
火をつける儀式のために60度である必要があったんだな


そんなことを調べていると買いたくなった

メルカリで見ていると丁度偶然沖縄の人が出品しているのを見つける
しかも適正価格で出されてる

即決即断ですぐに沖縄から届いた
令和1年物です

どなんは年代によってプレミアがついてるのだけど、製造年月日が印字され始めたのは2004年かららしい

つまりそれより前のものは、いつ作られたのか正確に把握することが出来ない

なので、住所、販売元、電話番号、ラベルのカラー、瓶のカラー、キャップのカラー、文字やシールのデザインで年代を判断するらしい

例えば住所は3つあって、現在地の2087番地、移転前の142番地、そして初代158番地
158番地であれば昭和63年より前であることは間違いない、などだ

調べるほど興味深いな

まあでも、そんなこと自発的に勉強していても買えるわけないしな、と思いながら近くの酒屋に散歩に行ったら、棚の下の方に黄色い箱を見つける

ん…どなんが…1本あるな…
しかも…箱が古い

箱を開けてみると、何と12年ものだ!

もちろん他に在庫なし、今後仕入れの予定もなしらしい

ということで我が家は花酒が2本になりました

しかし、12年ものにまでなると何のタイミングで開けようか迷いますね

何なら老後までとっておこうかとも思う

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