育毛剤選びとカウンセリングルーム選び

2019年は育毛に取り組もうと思う

正月、実家にいるとき時間があったので、スマホで育毛剤を調べていた

最終的に買うに至ったんだけど、このプロセスって、カウンセリングルーム選びにも共通するものがあると思ったので書いてみようと思う

日本人男性の7割が抜け毛や薄毛の悩みを感じているらしい

はげても気にしない人はいても、はげてる方がいいと望む人はいないと思うので、髪の毛の悩みには非可逆性がある

今から数年前、丁度30歳になったかなってないかくらいのある日、鏡を見ると、前髪の左端辺りに切れ目があるのを見つけた

「えっ?!」っと思い心臓が波打ったのを覚えている

髪型を整えると見えなくなったけど、左側の髪型を何となく気にするようになった

大学院時代、わたしの周りの男性はなぜか半分くらいの人がはげていたけど、わたし自身はそれまで気にすることなく生きていた

それから大きく進行することもなかったので、セットに気を使うくらいで、特に対策を立てることもなかった

それから1年経ち社会人になった頃、「ビオチン」と「ノコギリヤシ」という髪に効くと噂のサプリメントを買ってみたけど、飲み終わったかどうか覚えていないくらいで辞めてしまった

それから数年が経ち、最近になって前髪の右側の方にも隙間が出始めた

これは困った

セットがいまいちの日なんかに、左側を向いて隠すということが出来ない

髪をあげてみても生え際は変わった気がしないし、客観的には見るからに減ってるわけではないけど、抜け毛は増えた気がするし、ボリュームもなくなってきてる気がする

そういえばなぜ正月に育毛剤を調べたのかというと、年末に友人の家に4日いた時、お風呂場とか、自分の抜けた髪の毛の掃除を友人にさせるのもなんか悪いなと思ったのがある(友人は坊主頭)

それと、実家でドライヤーがなかったので乾かさなかったら、髪がえらいペシャンコだったのがあると思う

カウンセラーって見た目も大事だし、取り組むなら早い方がいいと思って育毛剤について調べるに至った

数時間真剣に調べて、その辺の人よりはものすごく詳しくなった

まず、世の中の脱毛治療のメジャーなものは、AGA(壮年性脱毛症、男性型脱毛症)というやつらしい

AGは遺伝やホルモンバランスの影響によって進行する成人期の脱毛症で、「生えて、伸びて、抜ける」、っていうサイクルが短くなることで頭が薄くなっていく

治療でまず大事なのは、自分の脱毛がAGなのかどうかを確定することになる

AGなら効果の検証された治療法があるけど、そうでない場合(円形脱毛症など)は別の治療法になるらしい

スカルプDとかリアップとか、聞きなれたものはAGAの治療法になる

自分がAGであれば親和性のある治療が出来ると知ると、むしろAGであってほしいと思い始めた

AGの症状としては頭頂部が薄くなることが特徴らしい

頭頂部…気にしてなかったけど、薄くなった気がする(と思おうとしている自分がいる)

これが疾病利得ってやつか

脱毛は疾患だけでなく、ストレスや食生活、頭皮環境からも影響を受けるらしい

治療法としては、飲み薬、塗り薬、頭皮環境を整える(シャンプー、マッサージなど)、生活習慣食生活を整える、ストレスマネジメント、などがあるらしい

自分で取り組むか、病院に行くかにもわかれる

わたしの場合、今くらいの状態でいきなり病院に行くという選択肢はないので、とりあえず自分はAGにあてはまるだろうと診断して、自分で取り組める中から選ぶことにした

「プロペシア」というのが日本で唯一認められている内服薬らしいけど、 病院に行くと内服治療が並行されるのだとおもう

塗り薬の場合インターネットで購入できるものがたくさんある

大きく「医薬品」か「医薬部外品」にわかれる

臨床試験が実施されていて、厚労省から認可があるものが医薬品、効果はあると言われていても認可されていないものが医薬部外品らしい

そして医薬品として唯一認められているものが「ミノキシジル」という成分

ミノキシジルは非常に有名で、医薬部外品のセールスライティングには、「ミノキシジルの〇〇倍」とかうたうものがあるくらい

医薬品でメジャーなものは「リアップ」「スカルプD」、医薬部外品で人気なものに「チャップアップ」ってのがあった

リアップはもう長いこと販売されていて、CMでもたびたび見るので親和性がある


【第1類医薬品】リアップX5 60mL

販売会社も大正製薬と大企業で安心感がある

現行はリアップx5というミノキシジルが5%入ったものになる

スカルプDはもとはシャンプーで有名になったもので、育毛剤は割と新しい商品になる


【第1類医薬品】スカルプD メディカルミノキ5 60mL

最近はスマップがCMに出ている

スカルプDも同じでミノキシジルが5%入っている

成分が同じとなると値段が安い方が選択されることになる

リアップはアマゾンで6458円、スカルプDは公式サイトでまとめ買いをして1本6750円だったので、買うならリアップかなーと思った

あと、どこかの病院のホームページを見ている時に、リアップを処方するって書いてあったのもポイントになった

一方でチャップアップはミノキシジルでなく、発毛を促進する成分が70種類入っているらしい


【医薬部外品】育毛保証書付チャップアップ(CHAPUP)育毛剤(育毛ローション)お試し1本

「AGAは男性ホルモンの影響を受けてるけど、ミノキシジルは血行を促進するだけで男性ホルモンに作用しない。チャップアップは男性ホルモンに作用する成分が入ってる」ってのがうたい文句らしい

ネットの口コミを調べると評判良くて、こっちの方がいいのか?とか思ったけど、アマゾンのレビューを見ると偉い評判が悪かった

効果に関してはRCTでもして決着つけてくれたらいいけど、あえて民間療法から始めるよりも一応エビデンスがあるとされているリアップから始めた方がいいかなーと思った

エビデンスってのはこういう風に考慮されるんだなー

まあでもミノキシジルが効かなかった人もいるだろうし、個人差もあるだろうから決してない方がいいというわけではない

あとは効果とか安心感とかわたしのような選択プロセスでなく、何かしらの部分にひかれてチャップアップを始める人もいるだろうから

カウンセリングにもそういう部分はあると思う

効果の示せるものを世の中に残して、効果の示せないものは排除していくってのでは、救われない人も出てくるだろうから

チャップアップのもう一つのうたい文句に、「天然成分で副作用がない」ということがあった

ミノキシジルでは8%の人に副作用が出現するらしい

これは結構高いと思うので、副作用に過敏な人の選択は変わると思う

最後の決め手は使用方法だった

どちらも塗り薬だけど、リアップは1日2回、容器をひっくり返して、気になる部位にちょんちょんと差していく

風呂上がりに髪を乾かしてから塗るといいらしい

チャップアップはスプレー式で、頭皮全体に30プッシュするらしい

30プッシュもしたら頭ダクダクになってしまうわwww

頭がもうつるっつるの人ならいいけど、わたしはまだだいぶんあるので、お風呂入って、髪乾かして、スプレーして、また乾かして、ってのを6か月間毎日2回するってのは、挫折するのが目に見えるのでここで選択肢から消えた

ということでリアップx5をアマゾンで注文してみたらすぐに届いたのでさっそく昨日から使っている

4か月後に効果が出るらしいので楽しみだ

ついでにビオチンとノコギリヤシも再開した


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今日の記事はカウンセリングルーム選びとの共通点なので、購入までにどんな選択肢があったかまとめてみる

効果がある
 ミノキシジルの、「医薬品」「厚労省が認めた」とかの言葉にはやはり説得力があると思う。一方で、「効果がある」「効果が示されている」「効果が認められている」ってことの差異についても考えた。ほかにも育毛剤ってたくさんあって、その中には、認められてないだけで効果の示されているものや、示されてないだけで効果のあるものもあると思う。カウンセリングの世界も似たようなものだと思う。効果が示されているものでないといかんという主張は、わたしもいくらかそう思うけど、効果があるということと、クライエントが何にお金を払う価値を感じるかというのは違う話に思う。わたしは研究者じゃないので〇〇療法の未来のために貢献するって気持ちはないけど、わたしのカウンセリングを受けると、何が、どうなることがこれまで明らかになっているかは示さないけんと思った

スティグマ
 髪が気になり始めた人は、まず最初に、自分が薄くなってきてることを認めたくないって心理があると思う。でも治療法があると知ることで、自分の状態を認められるとか、自分を見つめることが出来るというのがあると思った。
検索する中で、世の中の人は、髪が薄い人に対して確かに偏見があるかもしれないけど、対策に取り組むことに対しては偏見を持たないらしいということを知ったのも、やってみようという気持ちになった理由としてある。

料金
 塗り薬とかってすごいお金がかかるものだと勝手に思っていたけど、月6500円くらいで継続出来るってのを検索して初めて知った。1日200円程度で、日中自分の周りに常に漂う悩みが消えるのなら、お金を費やす価値があると思う。ホームページやインテーク面接で、カウンセリングの経済的な負担と得られる価値についてもオリエンテーションしようと思う

主観的な改善と客観的な改善
 客観的な改善というと、抜け毛の量になるのかな。あとは写真撮って面積を測るとか?でも触った感じとか、ボリュームを感じられるかとか、変わった感じがあるかとか、主観的な改善が重要に思う。逆に言うと、髪なんて自分が気にするか気にしないかなので、主観的に良くなれば客観的な改善は必要ないともいえる。クライエントが主観的な変化を感じられるように、主観的、客観的に、質的、量的にデータをとって示していこうと思う

継続できるか
 どの方法をとっても、効果が出るまでに4か月から6か月かかるらしいので、正規の方法で毎日続けられるかは結構重要だと思った。そう考えると食事と一緒に飲むだけなんて、飲み薬ってものすごい便利で、効果がない治療を継続し続ける罠がここにあるように思う。
数年前に最初にサプリメントを飲み始めた時、それはすぐにやめてしまったけど、それは効果がなかったからやめたのでなく、それ以上悪化する感じがなかったからやめたように思う。言い換えると、治療に取り組む時期じゃないというか、カウンセリングのドロップアウトの裏にも思いのほかそれがあるのかもしれない。

副作用はあるか
 効果があるかどうかも気になるけど、副作用がどれだけあるかも思いのほか気になって調べていた。効果が期待できるとしても、副作用が大きいとためらってしまう人は多いと思う。「どこで」「誰が」「何をする」など、それぞれで安心感は異なる。病院のカウンセリングとカウンセリングルームのカウンセリングの違いとかも、ホームページに書こうと思う。「リアップは病院でも処方されている」というほんの一言を見ただけで気持ちが固まったので、共通して出来ることについても書いておくと選択肢に残るかもしれない

興味があるものから
 最初から、飲み薬よりも塗り薬に興味があった。興味があるものから始めることが継続するうえで大事だと思う。病院でカウンセリングしていても正直いって成果は問われないし、料金も無料で、カウンセラーもクライエントも、カウンセリングの時間に対してお互い責任を負わない、変な関係がある。料金についてもだけど、カウンセリング開始にあたっての目標設定とか、方法とか、オリエンテーションすることを考えないと

書いてみると思いのほか超大作になった

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