普段は1秒もテレビを見ないわたしだけど、昨夜ふいにテレビをつけた
映った番組は「人生デザインU-29」というもの
おもしろい
「寄席文字職人」の男性
平日は自分の仕事をして、休日は師匠のもとに稽古に通う
6年修業して独立したとのこと
わたしは師匠と言える人がいないので、なんかいいなあと思う
まあでも、弟子入りとがが向いてないから師匠がいないのかもしれない
収入は15万、8万円を事務所の家賃に使っている
なかなかの投資だ
この番組、主人公の1週間の過ごし方と収支がみれるところがおもしろい
他のものも見たくなりネットを検索する
次に見たのは「移動販売」の女性
買物に出れない高齢者のところへ毎日食べ物を届けに行く
付いたらトラックから降ろして店を開いて、5分もしたら次の場所へ
この女性、大学をでたけど就職したいと思えるものが見つからなくてこの仕事を始めた
収入は月に10万ほどだけど、もう6年もやっているらしい
やりがいというか使命というか、打ち込める何かがあるんだろうな
同じ仕事でもサラリーマンだったら違うんじゃないかな
自分の作った会社だから続けられているんじゃないか
サラリーマンだったら、自分じゃなくても他に替わりがいると思ってしまいそう
次に見たのは「銭湯番頭兼インストラクター」の女性
大学院を出て1級建築士の事務所でバリバリと働いていたけど、ある日働けなくなったらしい
症状をきくにはたぶんうつ病だったんだと思う
今は銭湯で働きながらイラストを描いている
銭湯って好きな人は多いけど、行っても中で写真をとれないからこのイラストが貴重らしい
SNSで話題になって今は雑誌の仕事とかもしている
絵を描けるってすごい技術だと思う
わたしも絵が描けたら、カウンセリング中話を聞きながら絵に描いて、終わりがけにパッと見せて説明するとか
そんな才能ないんだけど、憧れる
そのうち絵だけの事例集とか出したり
スケジュールは週に1度だけ番頭に立って、あとは掃除とイラストだったかな
建築とは違う世界なのかもしれないけど、真剣に何かに取り組んだ時間があって、何かできると言えるものが身に着いていたら、それは次の何かにいきるんだと思った
次は「銭湯店長」の男性
大学を出て就職したけど、学生時代にアルバイトしていた銭湯が廃業すると聞いて引き継いだ
「ほかにやる人がいないっていう、ただそれだけですよ。これだけ銭湯いいとかいう人がいるのに誰も動かないって、なんだそれって」
「自分だけは、自分の中で正しく生きていたい。自分に正直に生きていきたい」
なんか考えさせられる
1日中働いても5万円にしかならなくて、従業員も雇えないから知り合いに手伝ってもらって、修理するところとか、わからないこととか次々に出てくるけど、毎日打ち込める何かがあるみたいだった
移動販売の女性もそうだけど、「自分がやらないと」と思えることが、何かに打ち込むには必要なんだと思う
それが今のわたしがなくしているもの
人生デザインU-29はdailymotionで見れる