山奥の友人にケンタッキーを届けてきた

山奥に住む友人の家へケンタッキーを届けてきた

もともと12月23日は母校でケース検討会をしようと思っていたのだけど、急きょ中止になって時間が出来た

今年は、独立したり、いつも出ている学会が3学会同じ日だったりで、ケース発表をする機会をもてなかった

それで母校で主任をしている後輩に頼んで、発表の機会を作ってもらった
わたしは学生と面識がなく、わたしだけ発表しても心もとないので、後輩にも発表をお願いして、これなら人も来るだろうと思っていた
人気の商品に抱き合わせて販売するみたいな作戦

それで楽しみにしていたのだけど、開始1週間前になって後輩から「参加者が2人しかいません」とメールが来る
たしか学生70人くらいいるはずなんだけど
研究室の後輩とかこないのか聞くと、こないみたいですという後輩
もう延期にしたいと言い出す後輩
大丈夫、まだ1週間前だから、タイトル発表したらきっとくるから、と後輩をなだめて、タイトルを入れたポスターを作る

それで2日前、結局人が増えなかったみたいで中止になった

わりと関心をひくタイトルにしたんだけど、認知行動療法、人気ないな…
それでいて働き出してオーダーが来たら、さもやってるかのように引き受けるんだからなー
医療機関とか、「カウンセリング」か「認知行動療法」くらいしかオーダー来ないよ
勉強した方がいいよ

というか、今の学生は主任の発表とか関心ないんだな
最近の新入社員は忘年会も断るらしいからそんなもんなのか
わたしはあまり上下関係とかない方だったけど、それでも先輩はそれなりに尊敬してたし、研究室の先輩のケース発表とか見に行ってた

一つ心残りだったのは、2人いた参加希望者と会えなかったことだ
わたし1人で企画してたら、参加者が2人でも1人でも開催しただろうから、それはちょっと考えておくべきだった
いつの日かうちのカウンセリングルームでワークショップでもする日には、「あの時の参加希望者です」と教えてくれたら参加費をタダにしてあげよう
100人の薄いファンより1人のコアなファンと出会いたい

70人いて2人っていうと少なく感じるけれど、よくよく思い出すと、わたしが学生の時もそうだったな
九州大学というところは動作法、精神分析、クライエントセンタードの歴史があって、わたしが大学院に入った時には精神分析とクライエントセンタードは終わりを迎えてた

認知行動療法なんて教えてもらえないし、関心あるのも自分だけだった

1人で6時間新幹線に乗り、富山へ行ったあの日
1週間休みをとり、1人飛行機を乗り継いで宮古島へ行ったあの日
大学院で良くなったケースなんて見たことがなかった中、初めて学会でケース発表を見て、ちゃんとカウンセリングをやればちゃんと人は良くなるんだと思えたあの日

懐かしい

それまで学校で学んだものは、終わったものの意味をみんなであれこれ議論するだけだったけど、明確な手続きとそれに対応したデータの変化を検討する、先にコミットメントして予告した結果を出す、認知行動療法の魅力にのめり込んでいった

でもよくよく考えるとわたしは、周りでやってる人がいないからこそ本気になったのだと思う
学会とか研修とか参加すると、自分の周りの誰も知らないことを知ることが出来る、誰も知らないことを自分だけが知っている、それがおもしろかった

研究者の楽しみとかもそんなふうらしい
実験室の中で、世の中の誰も知らない新しい事実を自分だけが知っている、その瞬間が楽しいのだそうだ
論文になって話題になるのが嬉しいなんてのは本物の研究者じゃない

開業も、周りで誰もやってないから始めた
周りがやってたらたぶん始めてない

そんなこんなで予定がなくなり時間ができてしまった

どうしようかと思っていたら、山奥に住む友人から連絡が来た
去年の年末以来だ

それで久しぶりにケンタッキーを買っていくことになった
友人の家は田舎なので、最寄りのケンタッキーまで1時間かかる
友人もわたしもケンタッキーが好きで、このケンタッキーを届けるという行事もこれで3,4回目になる

夕方に着き、お土産を渡し、鍋でもしようということになり買い物へ
豆乳鍋が流行りらしいよというので豆乳鍋の材料を探す

久しぶりにお酒でも飲むかなーと見ていると、なかなかレアなものが置いてある

獺祭 等外30
山田錦の不揃いなお米をあえて使うことで価格を抑え、それでいて3割まで磨き上げることに成功した

こんな田舎で出会えたので、せっかくなので買ってみた
味はまあまあ、飲みやすいというか、わたし、そこまで獺祭ファンじゃないんだな笑

獺祭はすごい
あたらしいマーケットを開拓し、時代を作った
おいしいのはわかる、だけど、一般受けする感じというか、突き抜けた感じがないというか
日本酒ビギナーなら1番好きなお酒に獺祭と答える人もいると思うけれど、真に日本酒の好きな人で、1番好きなお酒に獺祭をあげる人っていないんじゃないかなと思う

そうして夜も遅く寝落ちするまで語り明かしました

次の日は友人が朝からステーキを焼くというのでまた買い物へ
最近よく焼いてるらしく、焼いてすぐ食べるよりもアルミに包んで寝かせるとうまいんだと力説される
どのくらい寝かせるのか聞くと、「20分」と言われる

20分も寝かせたら冷…へー、それは楽しみだと答える

なんなら焼きたてと食べ比べてみようということになる

買ってきた肉を半分にした所
見ての通り、さしの入った結構いい国産牛です

さっと焼いてさっとふたをする、焼き方もさすがは手慣れた感じ

片方はアルミにつつみ20分寝かせる
下の皿などは温めていません
20分たつ頃にもう1枚も焼き終わる

先に焼きたての方から食べる
うま…おいしすぎる…

次に寝かせた方
冷た…

味は変わらないけど、焼きたての方が温かくておいしかった
たぶん鉄板の上とかで保温してたらおいしくなるのかもしれない

あとは話をしたり釣りに行ったりして過ごしてきた
福岡は全然魚が釣れないので、久しぶりに魚が釣れたのも楽しかった
アジとメバルが釣れたので持って帰って刺身にした

帰ってきたら、30日に別の知人と忘年会の予定だったのだけど、急きょそれも中止になった所で、また山奥の友人から連絡が来た
なんかいいことがあったらしい
ということで年末また行くことになった

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