仕事中に求められる心理としての意見というもの

作業療法の学生さんが来ていたので指導していた

心理の実習ってトータルで1週間くらいだけど、作業療法の実習って長いと1か月くらい住み込みでいたりする

実習期間中に患者を担当するのが恒例らしく、担当が決まると心理にも情報収集に来る

先週も学生が聞きに来たけど、その時は関わりのある患者だったので話も尽きなかった

それが今回はほとんど関わりのない患者で…頼みの心理検査も3年前にロールシャッハを一つ、10年以上前にロールシャッハとバウムテストをとってるという感じで…

ロールシャッハ単独で実施するってあまりみないんだけど、何か事情があったのかな

WAISとかとっていてくれたら言えることもそれなりにあるんだけど(知能検査ではIQとかプロフィールは早々変わるものじゃないって前提なので)、3年前のロールシャッハテストから、今何か言えることがあるのだろうか

それと思ったけど、ロールシャッハとか特にそうだけど心理学特有の難しい話って心理士同士では何かすごいものとして成り立つんだけど、素人がわかるように話すとものすごい単純な話で何もすごくない笑

実習生から「心理としての治療方針を教えてください」とか言われてしまった笑

看護、PSW、作業療法、医師は担当するほとんどすべての患者に関わるけど、心理ってそうじゃない

こういう時でもうまいことなんか言える人が心理士に向いているんだろうけど、わたしは向いてない人なので、「この辺の問題がなぜかわかったらいいねー」みたいなこと言ってた

カンファレンスでも欠かさず心理のコメント欄ってあるけど、関わりがなく心理検査もとられてない時ってなかなか困る

それでも何をか書くのが担当職員としての仕事なんだけど、そこでまじめに困ってしまう自分は苦労している

コメントの書き方も結構分かれる

わたしは出来るだけ検査結果とか客観的なものを踏まえて書くんだけど、なんで⁉ってくらい自分の思いつきに沿って書く人もいる

この辺は学派とかとは違って性格的なものだと思う