「スーパービジョンで磨く認知行動療法 うつ病篇」を読んでいく「5期 問題解決法」「6期 コミュニケーションスキル」

スーパービジョンで磨く認知行動療法

今日も読んでいきます

第5期 問題解決法

セッション6

問題解決法のステップ

  1. 気持ちを整える
     何かをしようとしてネガティブな考えが湧いてきたとき、負担を感じた時、自分には解決出来ないと考えた時、先延ばしをしたいと思った時、自分に何といったら取り組んでみようと思えるか。その声にそってみた時のメリットを考えます

  2. 問題を目標に変える
     「~できない」を「~する」に変換します。問題を目標に変換するとアプローチの筋道が見えてきます

  3. 解決策をあげる
     解決策をあげれるだけあげ、メリットデメリットを考えます。解決策をあげる段階では良し悪しは考えないのがポイントです

  4. 具体的にプランする
     いつ、どこで、誰と、なにを、どのようにすると考えます

 セッションのサマリーは、治療の中期あたりから患者さん自身にまとめてもらうようにしていきます

 問題解決策を考える時に、誰か他の人にお願いをするということが含まれると、計画通りに行かないということが起こりがちです


 問題解決のステップ1が「気持ちを整える」ってところがおもしろい。これをしておくことが後の認知再構成法の伏線になってるようにも思う

セッション7

 「自分には価値がない」と悩む患者さんに、「自分には価値があるという根拠はありますか?」と真逆から質問をしているところが斬新だ。わたしはしたことがないけれど、真逆を言うというのは雰囲気が大きく変わり意外といいのかもしれない。
 問題解決療法では、問題を目標に変換して問題解決を行う。問題は裏返すと目標にできる

第6期 コミュニケーションスキル

 
 アサーションの手続きでは、非主張的な応答を問い、攻撃的な対応を問い、そして現実的な対応を問う。極端な2つのものの間をとろうとすることで現実的に検討できる

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