最近は動画コンテンツをせっせと作っている
お客さん向けにカウンセリングのロールプレイ動画を作りたいと思って撮影をしてみたら、やっぱり本物のカウンセリングとは空気感が違ったので、勉強用ビデオとして編集した
中身は認知行動療法の王道、認知再構成法(コラム法)
少し前に「認知再構成法のすすめ方」というテキストを書いた
うつ病や気分の落ち込み、不快な感情への認知再構成法のすすめ方
難しい言葉は出てこないのだけど、お客さん向けに書き始めたのに、結局専門家向けになってしまった
自分史上でもなかなか頑張って書いた
もともとわたしは説明するのとか苦手で、論文とか書けなかったし、動画を見たらわかると思うけど、しゃべるのとかすごいヘタだと思う
でもわかる人にはわかってもらえるみたいで、読んでくれた茨木の心理士さんから、ホームページへの執筆依頼をいただいた
で、今度はテキストを動画で説明しようという位置づけ
動画を撮ってみたら、テキストに書いたその通りに進んでた笑
あたりまえだけど
知らない人が見たら、動画を撮ってからテキストを書いたと思われるかもしれない
ブログで先行公開しようと思ったのだけど、youtubeにはそんな機能がないらしいのでしばらくお待ちください
youtubeで11/17(日)の12時に公開予定にしてる
カウンセリングの世界って、人を見て学ぶ機会がない
大学院にいた時も、教員が見せてくれたのはせいぜいインテーク面接だった
なんなら毎回陪席して、人が良くなっていくということはどういうことなのかを見れたらいいのにと思う
大学院で教わったことと言えば、自分の感覚が大事とかそんなことだったけど、それよりもちゃんと型を学んで、自分が出来ることを一つでも身に付けたほうがいいと思ってる
山上敏子先生は「若いうちは、まず1例でも治療に成功する経験を積むことが大事」と言われてたけど、わたしもそう思う
わたしが思うに、人のカウンセリングを見るという経験が一番勉強になるし、一番足りないと思ってる
海外では上手な人が実際はどんな風にカウンセリングをしているのかを陪席して、そうやって技術を身に付けていくのがスタンダードになってる
スーパービジョンもビデオ録画したものを検討するのが主流
一般的にやられている、自分の記憶の限りを思い起こした面接記録なんて、臨床的な事実が忠実に再現されてないなら、指導も議論も明後日の方に行ってると思う
ということで、デモンストレーションを撮影してみた
これを機に、全国のもっと上手なカウンセラーが、その腕前をyoutubeで披露してくれる世界になったらと思ってる
もう、やたら高い交通費と、宿泊費と、やたら高い参加費を払って遠くの研修に行く時代じゃない
オープンにアクセスできる有益コンテンツが増えれば、日本全国どこにいても、やる気のある人は腕をあげることが出来る
デモンストレーションを作っていて思ったのだけど、Trace高宮で、認知再構成法だけのサービスを作ろうと思ってる
回数の決まったコースで
理由はいくつもあって、日本では全然だけど、マニュアルに基づいた、回数の決まったカウンセリングは海外では普通に行われているので、うちもやってみていいかなと思った
厚労省の認知行動療法も16回と決まってる
それと、開業してると、ちゃんと通えない人が多い!
毎回次があるのかないのかわからない中カウンセリングをするよりも、見通しがある方が力を発揮しやすい
カウンセラーもお客さんも、次はどうしようと思いながらカウンセリングをするのはゆとりがない
あとは、わたし自身が、認知再構成法が本当にカウンセリングで役に立つと思えているから
カウンセリングの方法ってものすごいたくさんあって、これまでいろいろ勉強してきたけれど、いまだに関心をもてていて、カウンセリングで役に立って、人に伝えたいほどおもしろいと思えてるものって認知再構成法くらいだ
これを知ってから、自分のカウンセリングは全然違うものになったと思ってる
福岡でニーズがあるのかないのかわからないけど、お客さんだけでなくて、カウンセラーさんとか、学生さんとか、体験してみたい人が誰でも希望をすれば受けられるサービスにするのもいいかなと思ってる
スーパービジョンとか、人に教えるとかは関心がもてないけれど、この魅力は人に伝えたい
カウンセリングとの差別化も出来ている
カウンセリングが、
- 困りごと、問題の把握
- それはどんなふうに起きているか、仕組みの理解
- 技法、方法の選択
と進むのに対して
- 認知再構成法を身に付ける
- 生活上の困りごとへ応用
となると思う
細かいことはこれからで、ニーズもあるかわからないけれど、自分がいいと思うことはやってみたい
新しいことを始めるのは楽しい