認知行動カウンセリングの実際を読む「17章 嫉妬」

ついについに最後の章です感情ごとの認知モデルってのが結構おもしろかったので、図付つきで別に記事ページを作ろうと思っています 嫉妬  カウンセリングが行き詰まり、クライエントが問題に取り組めない背景には嫉妬が隠れていること …

認知行動カウンセリングの実際を読む「16章 傷つき」

今日も読んでまとめていきます 傷つき  傷つきは「無視された感情」と呼ばれ、論理情動行動療法以外の文献にはほとんど載っていません  傷つきはうつに含まれますが、CBCでは傷つきの認知的・行動的な結果は純粋なうつとは大きく …

認知行動カウンセリングの実際を読む「15章 恥と罪悪感」

今日も読んでまとめていきます 恥と罪悪感  恥と罪悪感は大うつ病、強迫症、社交不安症などで問題となります  恥と罪悪感は生理的な反応がとても良く似ています。いずれも「しなくてよいことをした」「すべきことをしなかった」とい …

認知行動カウンセリングの実際を読む「14章 怒り」

怒り  怒りの問題には診断基準はありませんが、間欠爆発症やパーソナリティ障害群などに含まれます  怒りは「程度が強すぎる、持続時間が長すぎる、あるいは深刻で重大な態度として体験されるもの」と定義されています。このような定 …

認知行動カウンセリングの実際を読む「13章 うつ」

今日も読んでいきます うつ  CBCでは「不健全な感情問題としてのうつ」と「健全な感情としての悲哀」とを区別します  西欧諸国において大うつ病の診断を受けた人は、過去6か月では5,6人に1人の割合です  CBCではうつの …

認知行動カウンセリングの実際を読む「12章 不安」

パートⅡさまざまな感情への応用編を読んでいきますこの応用編こそ楽しみにしていた所です  認知行動療法で主なターゲットとされる感情はうつと不安なのですが、CBCでは他の感情に対しても認知療法的アプローチが出来るということで …

よくわかる認知行動カウンセリングの実際「9章 イメージを書き換える」まとめ

今日も読んでいきます イメージへの介入  クライエントには“頭”対“心”の訴えを続けるという問題があります。例えば本当は危険でないと理解できても(頭)、つい不安を感じてしまう(心)というものです  不健全なネガティブ感情 …

よくわかる認知行動カウンセリングの実際「8章 ホットな思考を変えること:評価への介入」まとめ

続きを読み進めていきます 評価への介入 評価への介入を選択する基準 自分自身への極端な低い評価(中核信念)、重要な他者や状況への極端な評価、不幸な出来事への低い不快耐性信念、不幸な外的内的体験の拡大解釈があることです   …

よくわかる認知行動カウンセリングの実際「7章 推論への介入」まとめ

今日も読み進めます 信念を変化させる方法  信念を変化させるための方法は3つあります 推論への介入 評価への介入 記憶への介入  最重要ポイントは、信念が感情や行動を生じさせ、B→C結合が悪循環をもたらしていることをクラ …

よくわかる認知行動カウンセリングの実際「5章 認知アセスメント」「6章 目標設定」まとめ

「よくわかる認知行動カウンセリングの実際」を読み進めます 5章 認知アセスメント 信念Bの書き方 P84 事例 カウンセラー:「それらは…である、それらは…する」という事実としての表現ではなく、「僕はそれらが…であると考 …